今回は
うつ病になって不安な人へ
のメッセージを当事者である鳥本が書いていきます。
【目次】
- うつ病になって不安な人へ
- お疲れ様!がんばったね!
- 休むのが仕事!
- うつの辛さ別の対処方法
- ここから追記(2018年6月11日)
- うつ病は治る病気
- 薬はちゃんと飲め
- 休むのが仕事
- 休める環境を作れ
- 寝れるだけ寝ろ
- 身体にいい食事をしろ
- 歩けたら散歩しろ
- トラウマは逃げていい
- 自分のことだけ考えろ
- 入院も視野に入れろ
- 死なない努力をしろ
- 生きてることに感謝
お疲れ様!がんばったね!
まず言いたいのは、
「よくがんばりました!」
ということです。
わたしもうつ病です。
うつ病というのはいろんな要因がありますが、ある意味限界以上にがんばりすぎたことが原因だと言えます。
うつ病になったあなたはがんばりすぎた人です。
お疲れ様でした。
休むのが仕事!
うつ病は病気です。
病気の人がやるべき仕事はなんですか?
はい、そうです。
休んで元気になることです!
真面目で頑張り屋さんなあなただから、みんなが働いてるのにただ休んでるなんて出来ない!とかいらないことを思うとおもいます。
でも、断言しますが、しっかり治さないと再発しますよ!(経験者)
そして統計的に再発すると、より長く治療が必要になりより再発しやすくなります。
休むのは仕事!
しっかり治るまで仕事はしない!
この2個は徹底してくださいね。
うつの辛さ別の対処方法
- うつになったばかりの人は、第一に薬の調整、考える元気があり原因がはっきりわかる場合はその対処。(例:会社を辞める)まずは、とにかく休むことです。絶対に無理はダメですよ!
- うつが続いてる人は、会社員は遠慮せずに傷病手当を申請して休む。自立支援は医療負担一割か無料になるので絶対使うこと。より長い人は障害年金も試しに申請すること。 朝に日光を浴びて、いつでもいいから散歩する。基本的に好きなことだけして、緊張することは避ける。
- うつがひどくて死にたい人は、一人で抱えずに家族やパトーナーに連絡すること。それが無理なら命の電話などの活用。気軽に病院を受診すること。
ここから追記(2018年6月11日)
ツイッターがすごく反応よかったので追記して、それぞれを詳しく説明していきます。
【うつ病になって不安な人に伝えたいこと】
— 鳥本明@うつ病減らスンジャー☀️ (@akiratorimoto) 2018年5月15日
・うつ病は治る病気
・薬はちゃんと飲め
・休むのが仕事
・休める環境を作れ
・寝れるだけ寝ろ
・身体に良い食事しろ
・歩けたら散歩しろ
・トラウマは逃げていい
・自分のことだけ考えろ
・入院も視野に入れろ
・死なない努力をしろ
・生きてることに感謝
うつ病は治る病気
これだけでも覚えて帰ってください!
うつ病は治ります。
たまぁに、自分が治らないからかうつ病は治らない!カンカイしてるだけ!いつかは再発する!って人いますが、完全スルーしてくださいね!
薬はちゃんと飲め
これは絶対です!
わたしの相談者でめっちゃ多いのが、薬を飲みたくない(飲ませたくない)人たちです。
「薬飲まなくて自殺したらどーすんの?」
程度によってはカウンセリングだけでやってける人もいますが、それはかなり軽度のときだけで特にうつ病になったばかりの人は、薬での対症療法が重要です。
休むのが仕事
上にも書きましたが、休むのが仕事です。
しっかり休んでください。
休める環境を作れ
頭でわかってても、心が休まない。
そういう人は、まず休める状況を作ってください。
わたしはうつ病ながら、就職活動して悪化して自殺未遂しました。
お金を借りてでも、まずはしっかり休める環境を作ってください。
お金はしっかり治してから、働いて返すでOK(もしくは障害年金や生活保護といった制度を使いましょう!)
寝れるだけ寝ろ
これだけは、世間の声とも医者の意見とも違います。
経験から書いていますが、寝たいだけ寝るでOKです。
無理に朝起きる生活をしたことが何度かありますが、いずれも結局は体調を崩しました。
一定数の割合で夜型の人間もいるという研究成果もありますので、朝型が正義という考えは捨てて自分なりの生活リズムを整えてください。
身体にいい食事をしろ
食事でわたしたちの身体はできています。
これはゆるぎない事実です。
腸が第二の脳と呼ばれていたり、最近では身体にいいことが脳にもいいという研究成果があります。
全てエビデンス(科学的根拠)のある食事法を書いたおすすめ本
歩けたら散歩しろ
わたしの快復ですごく役に立ったものの1つに、「夜の散歩」があります。
今は大丈夫ですが、昼間に歩いていると人目が気になってきつかったです。
それで、夜ならバレない!ということで散歩したところ、夜風が気持ちいいし疲れて熟睡できるしでめっちゃよかったです。
無理はしないでほしいですが、ちょっと元気でたら散歩をおすすめします。
トラウマは逃げていい
わたしの場合も人間関係が原因ですし、ある調査ではうつ病の9割は人間関係が原因というものがあります。
他にもいろいろありますが、全部逃げていいです。
わたしは、お見舞いにきた親友も全部拒否しましたし、親戚付き合いも拒否しました。
全部後でなんとかなりますから、不安な今は自分のことだけ考えて逃げてください。
ゲームといっしょで勝てない敵は、逃げないとやられますよ!
自分のことだけ考えろ
自分のことだけ考えてください。
今は、家族も後回しでいいです。
とにかく自分のことだけ考えて、自分が楽をすることを考えてください。
まず、自分です。
あなたが元気になることが最優先です。
他は捨てて、自分のことだけ考えましょう!
入院も視野に入れろ
わたしは、このままじゃまた自殺する。ということで閉鎖病棟に入院しました。
我ながらナイス判断だったと思います。
そして、1ヵ月後、3ヵ月後と退院を促されましたが、「まだ早い!」と入院を伸ばしました。
なぜかと言うと、自殺したい気持ちがあったからです。
一番自殺するのが多いのが、ちょっと快復して元気がでた時と言われています。
うつがひどい時は、自殺する元気もないけど、ちょっと元気になると実行してしまうことが多いらしいです。
それを知っていたので、医者が大丈夫と言ってもわたしは病院に残りました。
あくまで一例ですが、入院という選択肢を持っておくと精神的に楽になれますよ!
死なない努力をしろ
上の入院もその1つですが、
最大限の死なない努力
をしてください。
極論、死ななければなんとかなります。
でも、これが難しいんです。
例えば、わたしは早めに離婚してれば、たぶんうつ病になっていません。
ですが、元嫁にはわたししかいないと妄信していたので、うつ病→無理して就職活動→自殺未遂ということになりました。
うつ病になった人は、もっともっとわがままになっていいんです。
死なないだけ偉い! と思ってください。
何万人と毎年自殺する中で、死なない努力をして死なないでいるあなたは偉いです!
生きてることに感謝
これは上級者編なので、今辛い人は読まないでください。
死なないで、生きていればふとしたときに、
「ああ、生きててよかった」
という瞬間がきます。
うつ病になって一番よかったのは生きているというのは当たり前じゃない。
ということに気づけたことです。
うつ病は死ぬこともある病ですが、そのままの生き方じゃダメ!と教えてくれる病でもあると考えています。
1日1日生きていることに感謝していれば、それでいいのではないでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次は経済的負担などを減らす制度についてお読みください。