「万引き家族」は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞しました。
是枝監督が10年構想した家族というものを問う作品です。
かなり賛否両論なのでまとめてみます。
【目次】
「万引き家族」のネタバレ、あらすじ
東京の下町に暮らす、日雇い仕事の父・柴田治とクリーニング店で働く治の妻・信代、息子・祥太、風俗店で働く信代の妹・亜紀、そして家主である祖母・初枝の5人家族。家族の収入源は初枝の年金と、治と祥太が親子で手がける「万引き」。5人は社会の底辺で暮らしながらも笑顔が絶えなかった。
冬のある日、近所の団地の廊下にひとりの幼い女の子が震えているのを見つけ、見かねた治が連れて帰る。体中に傷跡のある彼女「ゆり」の境遇を慮り、「ゆり」は柴田家の6人目の家族となった。
しかし、柴田家にある事件が起こり、家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれの秘密と願いが次々に明らかになっていく。
「万引き家族」に対するツイッターの感想まとめ
アベノミクスによる貧困層の拡大は、カップ麵と自炊の、どちらがよりリアル貧困か、という論争を巻き起こすに至っている。こういう論争が起きるのは、『万引き家族』が安倍政権の本質をよく照射しているからだとおもう。
— テオ・平沼銑次 (@shishinosenzi) 2018年6月18日
「万引き家族」が「万引き(される側)家族」ならどれほど称賛されたかって言ってる人要るんだけど、「万引き家族」既にパルムドール取ってるじゃんね、映画界でこれ以上の賞無いよね?これ以上の称賛とはどういう事だろうか。
— 中村 剛(脱原発) (@nakamuri19) 2018年6月18日
『万引き家族』に対して「万引きされる側の気持ちになれ」と怒ってる人がけっこう多いので驚くのだが、ヤクザ映画もそうだが、たいていの人は犯罪される側なので、そっちの気持ちはわかってるので、映画や小説では犯罪する側の気持ちを知りたいと思ってもいけないのかね。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2018年6月17日
『万引き家族』のテーマは貧困そのものではなく都市の底辺の人間の関係性にあるんで、貧しいかどうか、どれくらい貧しいかは映画にとって重要な問題じゃないよ。中国や中南米の映画を見慣れたカンヌの審査員たちは別に貧しさにびっくりして賞を与えた訳じゃない。映画が人間を描いているから評価したの
— cdb (@C4Dbeginner) 2018年6月17日
オタク作品は「そういう犯罪を描くだけで社会には犯罪をOKだと思う風潮が出来るのでダメ」と言われ続けいじめられてきたので、普段のオタク作品をバッシングしてたやつが「万引き家族だけはOK」と擁護してるのを観て、「美学のなささ」に驚くことはある。
— 鐘の音@日曜モ52a白瀬咲耶本 (@kanenooto7248) 2018年6月17日
『万引き家族』を観て「本当の貧困はカップ麺食わずに米を炊く」というピント外れ理論を語る人と賛同する人たちがいたけど、「最近のリアルな貧困層の定説を知らずにドヤ顔」という点でも寒いけど、「万引きで生活する連中が勤勉に自炊するわけない」という表現を理解出来ないのも残念だなあと思った。
— ぷららさん (@plalasan) 2018年6月17日
『万引き家族』を観て「お、けっこう裕福じゃん」と思ったのは、一戸建てである点だ。樹木希林が元から住んでいた持ち家があるからこそ、あの奇妙な家族の成立が可能なのであって、賃貸住宅では「万引き家族」にすらなれないだろう。そう考えると、日本人の多数派にとって二重に皮肉な作品とも言える。
— 冬樹蛉 Ray Fuyuki (@ray_fyk) 2018年6月17日
「万引き家族」はほっこりしたポスター、「家族の絆」を強調する謳い文句、さらにはパルムドール受賞のせいで、「是非わが子にも見せたい」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、かなり生々しいエロシーンがあるため、子連れだと確実に地獄みたいな雰囲気になります。
— 深爪@著書「深爪式」「深爪流」好評発売中 (@fukazume_taro) 2018年6月15日
「本当に食費を安くあげるには自炊なのでカップ麺ばかり食べてる万引き家族の貧乏描写はおかしい」旨のRTを見たけど、貧しい人が貧しい理由に「頭が悪いor面倒臭がりで効率的な節約手段を取れない」というのもあって、金無い金無い言いながら高くつくコンビニで飯や酒買ってる奴は沢山いますよ。
— でるた (@delta0401) 2018年6月17日
万引き家族を観た方からのネタバレ、他人の子どもを拉致して、自分の子として育つ、こういう日本人がいない、中国なら子ども誘拐、売買、北朝鮮なら拉致は日常茶飯事です。さらに誘拐した子どもを育てて家族の絆が生まれる発想はキチガイ是枝監督です、子どもが誘拐された親の気持ちを考えてください。
— 孫向文 🇯🇵🇯🇵🇯🇵 (@sun_koubun) 2018年6月16日
「万引き家族」ネタバレかもしれないんですが
— エッタ (@reverie_et) 2018年6月16日
貧しくて 年金をあてにしていて 万引きで生活費をおぎなうような あの暮らしに あの家庭に 圧倒的に欠けているものは
普通 日常にあるはずのものは「暴力」だとおもったんですよね
もっと 人間の扱いが雑じゃないですか(わたしの経験の限りでは)
是枝監督の『万引き家族』を日本の恥を描いて商売にしたと憤る愛国者の皆様は、ビットリオ・デ・シーカ監督の稀代の名作『自転車泥棒』なんて知りもしないんだろうね。無知は罪と知れ。
— 西脇完人 (@kentestu) 2018年6月17日
「万引き家族」を「日本人の発想じゃない」などと扱き下ろしている高須克弥なんかもそうだけど、ああいう連中って少しでも社会の暗部を盛り込んだだけで「反ソ的」と看做し、検閲官が映画を選別していたソ連みたいな国がお似合いだし、本当にソ連型社会主義やナチズムみたいな思想と親和性高いわ。
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年6月16日
『万引き家族』観た。これ見よがしに刺さってくる爪先の蹴りのような感動はまったくなく、ずしっと内臓にくる掌底の突きのようなダメージが何発も徐々に蓄積してくる感じ。キツいがすばらしい。佐々木みゆという子役が空恐ろしい。アマゾンのCMで米粉のパンを食べて喜ぶ小麦アレルギーの子だよね。
— 冬樹蛉 Ray Fuyuki (@ray_fyk) 2018年6月15日
「万引き家族」観了。この映画に対して万引きの害悪について語るのはマヌケにも程があるし、とにかく安藤サクラさんの演技がスゴい。メンタルが弱ってるときに観るとポップコーンをボロボロこぼしながら嗚咽してしまい、横の人に不審がられるので注意。
— 深爪@著書「深爪式」「深爪流」好評発売中 (@fukazume_taro) 2018年6月15日
「万引き家族」👪
— midori🌱 (@07midori_29) 2018年6月17日
大丈夫なのかなぁと思いながらも、徐々に絆や優しさとかが見えて、心がほっこり(´ω`)
終盤はこの家族の気持ちとか想像しているうちに、思わず涙が溢れていてしまいました。
結局最後どうなったのか気になりますね~✨ pic.twitter.com/M8xGCOuECX
「万引き家族」、貧困ならカップ麺なんか食べず自炊するみたいなツイがあったんだけど、リプ見たら映画を見ない人の「在日の話」「日本人じゃない」といった類のリプがたくさんついていて、なんていうか、まあ一貫性はあるなと感心した。気に入らないものは全部「日本人じゃない」で思考停止。
— blue gene (@bluegene00) 2018年6月16日
「万引き家族」あれは結社なんだよね、社会からハジかれた者たちが生きるための共同体作ってその中で良いことも悪いこともする。ほら、俺よく言うてるじゃんグローバル経済の殺伐さが産んだ光届かぬ場所には青幇や創価学会みたいな結社が育つって。そういう流れの嚆矢とも言えよう。
— dada (@yuuraku) 2018年6月18日
自炊よりカップラーメンを選ぶについて
ツイッター見て面白かったのが、映画の内容より「カップラーメンより自炊が安いからやるべき」みたいな意見。
みんな見たことないのかな? コンビニでたむろするヤンキーだいたいカップラーメンでしょ?
つまりそういうことで、節約とかいう概念はないのよ。
楽して腹が満たされたらいいって考えなのよ。
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